プライベートの時間をきちんと確保したい方や、体調の関係で長時間働けない方、子育てや家族の介護などが必要な方は、定時で帰れる職場を探していることでしょう。
定時で帰れる職場の1つは、療養型病院です。療養型病院は、慢性期の患者さんや、長期の介護が必要な高齢の患者さんが入院しています。入院期間を予め 3か月や半年のように設定をしている場合もあります。
急性期病院の場合は、病気になり始めの患者さんが多いので、検査や処置、手術などが多く、これらを24時間体制で行うため、定時で帰るのは難しいでしょう。しかし、療養型病院なら、患者さんの急変も多くないので、病棟自体も落ち着いています。また、看護師の仕事内容は、パターン化していることが多く、看護記録もどちらかといえば少ないです。介護スタッフもいるので、看護師にかかる負担も大きくありません。こうした事情から、療養型の病院で働く場合は、定期で帰りやすいといえます。
もう1つは、完全予約制のクリニックです。患者数をクリニック側で決めることができるので、看護師も定時で帰れる可能性が高いです。もちろん、クリニックによっては、残業があることもあるため、事前の確認が必要です。
介護施設も、介護士が中心となって仕事をするので、看護師の負担は少なくなっています。急変や記録も少なく、定時で帰りやすい職場といえるでしょう。その他には、企業医務室の看護師、保健士の資格も持っているなら、学校保健士、産業保健士、健診センターの保健士として働けば、定時で帰ることができます。